眼瞼下垂症
原因
年齢とともに上眼瞼(上まぶた)の皮膚がたるんでくることによっておこります。
症状
余分な皮膚が目を覆うので目が開けづらくなります。
そのために目が疲れたり肩凝りがおこったりします。
治療
軽度ならば様子をみますが、たるんだ皮膚が視界を妨げている場合は手術を行います。
上まぶたの余分な皮膚を切って縫い縮めることで目が開けやすくなります。
費用
健康保険 | |
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1割負担 | 約7,000円 |
3割負担 | 約21,000円 |
眼瞼内反症(逆さまつ毛)
原因
年齢とともに下眼瞼(下のまぶた)を支えるスジが緩んでくることによっておこります。
症状
もともと外向きに生えているまつ毛が眼球の方に向かってしまうため、まつ毛が目にあたって異物感を感じます。
目の表面にキズをつけることもあります。
治療
通院してそのたびに睫毛を抜くことで一時的にはよくなりますが、まつ毛は同じところからまた生えてくるので、頻回の通院が必要になります。
手術を行えば、下まぶたが外側に向いてまつ毛が目にあたらなくなります。
下まぶたの皮膚を切って、その下の筋肉を縫い縮めます。
費用
健康保険 | |
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1割負担 | 約2,000円 |
3割負担 | 約6,000円 |
眼瞼腫瘍
まぶたに生じるできもののことで、良性腫瘍と悪性腫瘍に分けられます。
良性腫瘍には血管腫(赤みを帯び柔らかい)、 黄色腫(黄色く平たい)、 母斑(ほくろ、黒っぽい)、 脂漏性角化症(高齢者に多く黒~灰色)、 乳頭腫(小さな突起が多くある)、 尋常性疣贅(いぼ)等があります。
悪性腫瘍は基底細胞癌(皮膚面にあり、ただれがみられる)、悪性黒色腫(頻度は低いが悪性度が高い)、脂腺がん(まぶたの裏側にあることが多く、高齢者ではものもらい=霰粒腫との鑑別が必要)、扁平上皮癌(結膜にみれれ、白色~ピンク色)等です。
多くの場合が良性腫瘍で、切除治療で治り、緊急性はありませんが、悪性腫瘍は身体の他の部位に転移することがあるため全身の検査が必要であり、早めの診断・治療が重要です。治療は腫瘍の種類によりますが、抗がん剤投与・放射線治療等が行われます。
一般的に悪性腫瘍では進行が早く、急に大きくなる傾向にありますが、見た目では判別が難しいこともあるので、異常に気づいたら早めに受診してください。
レーザー手術装置
当院では炭酸ガスレーザーを導入しました。従来のメスで切開を行う方法に比べて手術中の出血がなく、 翌日の腫れもほとんどありません。
いずれの手術も局部の麻酔で行いますが、痛みはなく、約10~15分で終了します。
手術は日帰りで行い、眼帯でお帰りいただきます。 術後約2週間で抜糸を行います。